オランダ広場にある物達(マレーシア)
ジョンカーウォークを通りぬけると、オランダ広場方面になります。
距離にして600m、どこにもよらずに通り抜けたら徒歩10分かからないくらいで川(マラッカリバー)が現れます。
ジョンカーウォーク側にはH&Mやハードロックカフェなどのお店が立ち並び、川の向こう側には赤色の建物群がずらり。
呼び名について
私が旅行会社に貰った行程表や、簡易ガイドブックにはオランダ広場(ダッチスクエア)という記載で紹介されていました。
けれど、「スタダイス広場」と表記されているものもあり、地元では「クロック・タワー」(時計台広場)と呼ばれているとかいう情報もありました。
クロックタワー
プラナカン豪商のタン・ベン・スィ氏が亡くなった父親「タン・キム・セン氏」に弔意をこめて1886年に建立された時計台。オリジナルの時計は英国製機械式でした。大切に手入れされ96年間使用されました。1982年改修の際、日本の「セイコー」が1982年8月31日の独立記念日に寄付したそうです。
定時に鳴り響く鐘の音もクラシックな感じなのですが、この時計のムーブメントの刻む「時刻」には問題があります。時には早かったり、遅かったり、気がつけば止まっていたり・・・あいまいな時間というのが「マレーシアっぽい」と言えばそれでよいのかもしれませんがムーブメントは日本のセイコー社製。
日本の会社が関わっているとは意外でした。
セイコー製に変わる際に「日本統治時代を思い出す」といった声が上がったとか上がらなかったとか。
ビクトリア女王噴水
ビクトリア女王のダイヤモンドジュビリーを記念して作られた噴水。
ダイヤモンドジュビリー(daiamond jibilee=君主の在位60周年を記念の意味)なんて言葉自体初めて知りました。
しかも60周年を記念してといいつつ、ビクトリア女王没後3年目にあたる1904年に造られたのだそうで、在位って?と聞きたくなります。
クライストチャーチ
キリスト(プロテスタント派)教会。1753年にオランダ人によって建設されました。オランダがポルトガルを駆逐しマラッカを占領した100周年の記念事業として1741年にスタートしました。完成まで12年の歳月がかかったそうです。独特なオランダ建築を250年以上経った今に伝え残しています。
オランダ広場で写真を撮っている人たちは一様にクライストチャーチをバックに写真を撮っていました。
トライショー
ここのトライショーはキャラクターでデコレーションされています。
写真はキティちゃんでしたが、他にもピカチュウなど色んなキャラクターがいました。
私達はツアーに組み込まれていなかったので乗っていませんが、このあとぐるりと散策している間に何台も見かけました。
国立公園の中まで走ってくれるようです。
運転手の方が手にパンフレットらしきものを持っているので、コースや料金は指差しでいけそうです。
また、よく見ると電飾が着いていて、夜のチャイナタウンをビッカビカに光らせながら走っている写真があったので夜はもっとド派手に営業中のようです。
実際に夜に見た方の口コミです。
スタダイス
建物全景を撮るの忘れてしまったのでジョンカーストリート側から撮った全景です。
左端に見える上階が水色の建物がスタダイス(STADTHUYS)です。
下には上の載せたトライショーの方が待っています。
スタダイスはポルトガル人の砦の跡地にオランダ人が作り始めて1650年(英語サイトには1660年の記載もあり)完成。
ルーバー窓とソリッドドアがお段た統治時代の建物の特色だそうです。
オランダ当地の役所、総督邸として使用され、イギリス当地に変わっても役所として使用。
ポルトガル→オランダ→イギリスと各国に拠点として使われた場所ということですね。
現在では博物館として使用されているようですが、こちらもツアーでは回りませんでした。
スタダイス博物館の営業時間や、入場料などはマレーシアマガジンに記載がありました。
スタダイスの脇にあった標識。