サンチャゴ砦(ファサモ要塞跡)(マレーシア)
セント・ポール教会の見学が終わって、サンチャゴ砦へ向かいました。
サンチャゴ砦(ファモサ要塞跡)への行き方
スタダイスの階段から続く丘の階段を登ってセント・ポール教会にいました。
その登ってきた階段とは別の階段で向かいます。
適当に作った図ですが、立地的にはこんな感じ。
教会を見学し終わったら、ちょうど別の階段が見えるのでそちらから降りていけば大丈夫。
サンチャゴ砦の後ろ姿が見えてきます。
周りにはマラッカスルタンパレスや独立記念館があります。
あと猫が仲良くひなたぼっこしている姿も見られました。
サンチャゴ砦ってなに?
1511年ポルトガルがマラッカ王朝を占領。
沿岸防備の為に、セントポールの丘を囲む形で壁と、4つの砦(出入りするための門)を築きました。
当時は、城壁の外は海!!
現在経っている大きな建物がある場所は埋立地なんですね。
4つの砦のうちの1つが、このサンチャゴ砦。(地元ではエーファモサと呼ばれるそうです)
マラッカは交易の要衝となり、ポルトガル海上帝国と呼ばれる交易体制を作り覇権を握りました。
取り扱っていたのは香辛料、いわゆるスパイス類だそうです。
マレーシア土産に私もスパイス買いました。
ウィキペディアの「香辛料貿易」項目には薬物やアヘンも含まれていると書かれていてちょっと恐ろしい…。
1641年 ポルトガルに変わりオランダがマラッカを占領。
東インド会社(教科書に載ってた!!)が砦を利用したそうです。
1795年 イギリスがマラッカを統治
1807年 城壁を取り壊す
という歴史の流れの中で、唯一残ったのがこちらのサンチャゴ砦だそうです。
門の横には、大砲が置いてあります。
が、これはいずれの時代の遺物でもありません。
観光用に1990年台に設置されたものと以下のサイトに記載がありました。
ファモサ要塞跡 A' Famosa 別名 サンチャゴ砦 Porta de Santiago
大砲自体は本物で、1700年台、オランダ製とのこと。
感想
サンチャゴ砦について全く調べていなかったので、現地では
「なんか古いものなんだろうなぁ、独立前の色んな国が関わってるんだろうなぁ」
位な感想でした。
ツアーだからついていけば、なんか説明してくれるだろうと思っていたのですが、現地ガイドが無能すぎる。
ただのシャッター押す係と化していました。
日本人は写真さえ撮りゃ満足なんだろって事なんでしょうね…。
砦の外が700mにも渡って埋立地であることや、大砲は観光客向けであることなんて最高のネタだと思うのですけど。
ここらへん一体は各国から観光に来ている姿が見受けられました。