ねこたび札幌

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林華泰茶行有限公司 凍頂烏龍茶600元(多分)

初めて台湾に行く前から名前を知っていたお茶「凍頂烏龍茶」です。

名前を知っていたからと言って特徴を知っていたわけではないのですが…。

第2回台湾旅行で買いこんでから茶棚の奥にしまいこんでしまっていました。

その後、グレードが1つ上の凍頂烏龍茶も買ったものの、袋が同じため「多分」600元の方の凍頂烏龍茶と記載しています。

基本情報

購入店舗

台湾の林華泰茶行有限公司さん

 

日本はじめに-林華泰茶行【官方網站】

今やガイドブックにも乗る一般客でもお手頃価格で購入可能なお茶問屋さん。

(問屋さんなので他のお茶屋のように座って試飲等の手厚い接客はありません。タイミングが良ければ試飲自体はさせてもらえることもあります)

朝7:30からやっているのもポイントが高いです。

価格

1斤(600g)=600元(~2,400円くらい)

150g毎に購入可能です

1/4斤 150g = 150元(~600円くらい)

 店内の価格表には凍頂高山烏龍茶と書かれています。

茶葉

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丸まっているタイプの茶葉です。

茶色ではなく緑色。

 

包装

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150gでこんな感じの真空パックです。

茶葉が丸まった形の物なので真空対応してくれます(店員さんによっては言わないと真空にしてくれないのできちんと伝えましょう)。

裏はこんな感じ。

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店名や住所の部分はクリアシールです。

品名:茶葉

成分:天然茶葉

原産地:台湾

製造期限:標示於包装上 ← 包装の上に製造期限が書いてありますという意味だと思いますが、製造日の記載は特にないです

保存期限:二年

保存方式:請勿置於高温、潮(不明)、日光直射之處所

     (適当翻訳:高温のところや直射日光の当たる場所には置かないでください)

重量:  (空欄です)

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包装を含むにしても、150gより多めに入れてくれているんでしょうね。

 

開けると空気がシューッと入っていく音がします。

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アルミで日光をカット!(とはいえ日光に当たらない所で保管してください)

脱酸素剤とかは入っていなくて茶葉のみです。

産地

凍頂烏龍茶の場合「凍頂」が産地を指しているようです。

台湾 南投県 鹿谷郷にある凍頂山という、標高自体はそこまで高くない山で作られたもので甘い香りが特徴のお茶だそうです。

んが、日本でも名前を知られているくらい有名なお茶です。

いまや「凍頂烏龍茶茶」という茶葉の種類という扱いになってしまっているようで、必ずしも「凍頂山」で作られたとは限らない…つまり、産地聞いてないので、不明です。

が、横にはこういった印刷があります。

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凍頂烏龍茶福建省武夷山から来た「軟枝烏龍種」が元となっており200年余りの歴史があります。

台湾中部の南投県鹿谷郷鳳凰山麓でも通年霧が多く、昼夜の温度差が大きな凍頂という所で作られています。

そういった気候だからこそ肥沃な土地となり、お茶の色は澄んだ黄色、芳醇な香り、甘い口当たりで心地よい飲み心地です。

って感じの事が書いてあるような気がします。(台湾語・中国語一切できません)

こういう説明がある袋って事は、凍頂で作られた凍頂烏龍茶なんでしょうかねぇ?

淹れ方

袋の横に記載がありました。

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日本語部分だけ抜き出すと

茶器を温めた後、その湯を捨てて新たに熱湯で茶を点て、一分待った後に召し上がればこの茶独特の味を香りを賞味することが出来ます。

一回の茶葉は3~4回ご使用できます。

茶器は瀬戸物を使用するとまた格別な味を賞味できます。

だそうです。

急須で入れて飲む

空の状態で180㏄(ml)くらい入る急須に対して茶葉5~6gが目安。f:id:tripneko:20190714120318j:plain

お湯を沸かしたら急須に入れて温めます。

急須から他の茶器にお湯を移してすべて温まった状態にします。

 

暖かい急須に茶葉を入れます。

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この段階でもお茶の良い香りがします。

お茶を洗うのはしなくても良い感じがします。(お好みで)

新しい熱々のお湯を再度注いで、説明通り1分待機。

最後の一滴まで注ぎ切ります。

お好みで茶海聞香杯→茶碗で香りを嗅ぐも良し、いきなりマグカップでも良しです。

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この色、きれいな緑色。

烏龍茶と言えばコレと思って育ってきた身としては、いまだに不思議な気がしてしまいます。

最初に感じる香りは初夏のもりもり生い茂った葉や草の様な、力強い緑のイメージです。

その後、松ぼっくり?松脂?ひっかかりのある樹皮の様な癖にある香りも感じます。

 

聞香杯を使った際には、中国茶ではよく嗅ぐ、緑っぽい香り→甘い香り→ふぁ~~~(思考停止)という香りでした。

お茶を直接嗅ぐのと違った香りになるもんなんですね…。

 

味わいも同様で、甘みのある緑ゆたかな味を感じた後に下にわずかにしびれを感じるような苦みが主張してきます。

ちょっと違うんですが、良い日本茶と似たような甘みを感じられます。

 

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1煎目後にはこのくらい茶葉が広がりました。

2煎目、3煎目とあまり変わりがないような気がしますが、いつの間にか甘みの部分がそぎ落とされてきりっとした苦みが前面にでて、緑の香りはほんのりと感じる程度と味が逆転しました。

 

袋に3~4回と書いてあったけれど、
「いやいやもっといけるでしょー」
と考えていましたが4煎目で大分深みのない味になってしまいました。

甘み無し、苦みというシャープな感じ。

冷めきった茶器の香りを嗅ぐと、甘ったるすぎない甘いフルーツの香り。

例えるなら何のフルーツかは思い浮かばないけど、ドライフルーツの香り。

はー癒されます。

 

そして5煎目(入れたんかいw)

色も味も出る。

出るけど、どこか物足りないような気がする…。

まだまだ飲める気もするんだけど、パフォーマンスが明らかに落ちてるような気のせいの様な?

勿体ないので5,6煎目は冷やしておいて、ご飯の時のがぶ飲みにします。

 

丸まっていた茶葉は最終的にこれだけ膨らみました。

 

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広げるとこんな感じ。

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そこまで大きくはない葉ですが、しっかりとした厚みがあります。

葉のサイズは多少のバラツキがありました。