林華泰茶行 鉄観音茶160元(台湾)
台灣でお茶を安く買うのならココで有名な林華泰茶行さんの鉄観音茶についてです。
同じ鉄観音茶でもグレード違いで価格が変わりますが今回は下から2番めの格安の茶葉です。
包装・価格
こちらは丸まった状態の茶葉なのでお店で頼むと150g毎に真空パックにしてもらえます。
袋は、台灣でよく見るお茶袋。
シールでお茶の種類が分かるようにしてくれています。
裏には透明のシールで店舗情報が記載されています。
林華泰茶行さんでは鉄観音茶は1斤(600g)で
80元、120元、240元、400元、600元、1000元、1600元、2400元、3200元と9種類あります。
1台湾元=大体3~4円程度
1/4斤=150gから購入可能なので1斤の価格をそのまま円に直すと150g購入した時の日本円価格に近い価格になります。
こちらの茶葉は女性の店員さんが「お土産ならこれでOK」と言ってくれた、1斤120元のものです。
150g入、120円という事になります。
林華泰茶行さんではドラム缶のような茶缶に茶葉が入って並んでいます。
蓋を開けて香りや茶葉を確認してから、どの茶葉をどれだけ購入するか伝えると、袋詰めしてもらえます。
この時に真空に出来るのは150gずつ真空にして欲しいと伝えましょう。
このお店はお土産屋さんではなく問屋さんです。
地元の飲食店などが買い付けに来るので小分け真空パックにせず、がさっと袋に入れただけで持ち帰る方もたくさんいます。
真空小分けが当たり前のお店ではないので伝えないと、地元の方のすぐ飲む仕様の普通の袋包装になる可能性があります。
袋ごと実測してみました。
袋やシールの重さが入っているとは言え、ちょっと得した気分になれる158g。
実は台湾茶にはまりはじめた時期に、台湾のお茶屋さんをアレコレ調べていた所、ここではない某お茶屋さんの口コミで
「高いお茶を奮発して買ったのに、帰って量ってみた所130gしか入っていなかった」
というような話を目撃してしまったのです。
そんなこともあるのかと、家にある茶葉を量ってみたのが上の写真。
林華泰茶行さんは安心のお店です。
(というか、高い茶葉で20gもごまかすような悪徳店舗があるってのがビックリ)
茶葉はこんな形で丸まっていて、茶色でした。
産地等の詳細は不明です。
自作ティーバッグ飲み
他の茶葉同様3g(紙パックの重さ除く)で作成しました。
わりとスカスカな感じです。
普通のマグカップに投入、お湯を注ぎます。
約3分後、茶色の水色が出てきました。
焙煎が強めなんでしょう。
発酵に関してはよく分かりません。
香ばしい香りが立ち上ります。
味も同様です。
値段が値段なので、発酵と焙煎の技術によって少しでも美味しいお茶にしようとしたんだろうなという感じです。
ティーバッグは入れたままで、お湯を継ぎ足すスタイルで飲みますが1杯目は強く出過ぎでゆっくり飲むと最後は味が濃すぎるくらいです。
2杯目でちょうどよく飲めるかなといった感じ。
3杯目は、色は出ますが味が出ません。
ちなみに「ティーバッグ入れっぱなし飲み」は台湾の茶こし付きボトルと同じだと思って実践しています。
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こちらも茶葉は茶こしの中に入れっぱなしで、何回かお湯又は水を注いで飲むものですよね。(現地ガイドさんがやっていました)
ってことは、ティーバッグでも同じじゃないかと思いまして、実践しています。
今回のお茶に関しては価格が価格だけに2煎半くらいが限界みたいです。
1煎目で味が濃くなりすぎかな?っていうタイミングでお湯を足して、その後にもう1回という感じです。
濃くなりすぎ対策として茶葉を2.5g~2.8gに加減してみたのですが結果は同じでした。
感想
台湾のお茶は「高いお茶は何杯でも飲める」から、実際はコスパが良いと言います。
それを高いお茶ではなく、安いお茶で実感する結果になりました。
今までのお茶で最小の2杯半までしか飲めない茶葉でした。
他の安いお茶でも4杯目くらいで薄くなってきたかな?と感じ始める感じです。
(ティーバッグで市販されているお茶は除いてです)
とは言っても、飲めない味というわけでもないのでお買い得のお茶に代わりはありません。
150g120円。
3gずつ飲んでも50回楽しめるので、1回2.4円。
1回に2杯半飲めるってことは1杯1円。
うん、激安、コスパ最高。
ティーバッグに使っているのは100円ショップの60~100枚入りの袋だし、ティーバッグにする手間暇は趣味でチマチマやっているわけだしプライスレス。
焙煎強めなので、朝一番にいれるとしゃっきりした気持ちになれます。
会社で午前中に飲むお茶として、多分あっという間に消費されていくでしょう。
(多分、急須で淹れることは無さそう)
このお茶、元々お茶好きの友人へのお土産として買った物の1つ。
残念ながら旅行後に会う機会が中々作れず。
会えたとしても突発的な約束で、家から持参していない。
そんな状況で2年ほど経過してしまったため、諦めて自分用として開けました。
結果としては、「あ、これお茶好きな人へのお土産としてはグレード低すぎ」と言う感じだったので渡せなくて良かったかも。
茶葉も淹れた時の水色も、緑。
だったので同じ名前のお茶でもここまで個性が違うという、貴重な体験でした。
つくづく自分で飲めてよかったと思います。
台湾で初めて買った茶葉のうちの1つとして、十分楽しませてもらっています。
お金持ちなら入門から高い茶葉でも良いかもしれないけど、お金持ちではない素人の私としてはココから徐々に楽しんでいくぞ~と改めて台湾のお茶の奥深さを感じられる茶葉でした。
多分、同じ値段はもう買わないかな?と思うのですが、製造年によって出来が違ったり、焙煎方法を工夫されているという話を聞くと再購入もありかもと思ってしまいます。