林華泰茶行 安い方の金萱茶(台湾)
お茶好き、台湾好きの有名店
林華泰茶行で購入した金萱茶を入れてみました。
価格・包装
林華泰茶行は問屋さんで、販売単位は1斤=600gなのですが、1/4斤=150gから購入可能。
色々飲みたい方は150g単位で購入すべきですね。
お茶が入っているドラム缶のようなサイズの茶缶の蓋に赤い文字でお茶の名前、1斤分の価格が書かれています。
書かれている価格=150g買った時の日本円
と考えると感覚がつかみやすくて好きです。
1元(台湾ドル)=2.9円~4円でここ5年推移しています。
3年で見ると1元=3.2円~4円なので、高く見積もって1元=4円。
なら、1/4だけ買う場合はその数字が日本円と考えてOKという単純な話です。
このお店で一番安い金萱茶が1斤600元。
150gで600円弱です。
輸入、包装して売っているお店と比べるのはお門違いなのは分かっています。
だけど言わずにいられない。
安い!
包装はこんな感じです。
この袋は、あちこちで見かけます。
お茶用袋として広く出回っている物だと思います。
同じ種類のお茶の場合袋の色を変えるか、シールの色が違うかで見分けます。
その場で青い袋が◯◯元、金色の袋が◯◯元と教えてくれるので(日本語で)価格別で同じ種類のお茶を買った場合は、覚えておく必要があります。
150gその場で入れて真空にしてくれます。
ただし、この球状の茶葉でないと真空対応はしてもらえません。
多分、真空にする際に茶葉が砕けてしまうので球状のみ真空にしてもらえるのだと思います。
お店の方によっては普通の袋に入れるのが当たり前の方も居ますので、買う時に「真空にしてください」と頼んでおいたほうがお互いのためです。
淹れ方
習ったわけではないので、間違っているかもしれません。
あとその時々で入れ方変えてみたりするので、こんな淹れ方もあるよって話です。
1.たっぷりお湯を沸かして、急須に注ぎ10~30秒ほどで茶碗、聞香杯(香りを楽しむための細長い器)、茶海(ピッチャーみたいなやつ)にうつして茶器を全部温める。
2.急須のお湯を捨てて茶葉を入れます。
茶葉の量は球状の茶葉の場合は、急須の下に敷き詰める程度。
お湯をじゃばじゃばやるので、こぼれても良いように、台所でやってます。
湯気で曇ったりするので写真がボケてしまいます…。
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ここまでのセットがあれば、テーブルの上でも気にせずじゃばじゃば出来るでしょうが片付け考えると台所でいいかなぁってなってしまいます。
欲しいことは欲しいです。
ばーっと数人にお茶を振る舞う機会でもあったらやってみたいものです。
3.お湯を注ぎすぐに捨てます。(茶海に余裕があるのでそこに足しておきます)
洗茶って言われるやつです。
茶葉の汚れを取る→中国茶では必須だけど台湾茶ではやらなくていい
茶葉を広げるためだから必要
茶器は暖まっているけど茶葉は暖まっていないから必要
など、諸説あるようで何が正解か分からないので何となくやったり、省略したりしています。
4.もう一度お湯を注いだら、茶海や茶碗に入っていたお湯を上からじゃばじゃばかけたり、かけなかったり。
これもお店の人がやっていたのを真似したのですが、当たり前ですがお茶の種類によって熱々がよかったり、ぬるめが良かったりするので全部のお茶でやる必要は無いようです。
5.1分位待ったら最後の1滴まで茶海へお茶を出し切る。
6.2煎目からは10秒くらいずつ抽出時間を延ばす感じで5,6煎位まで楽しみます。
茶葉
1煎目を入れた後の急須の中はこんな感じです。
これでも十分膨らんだ気がします。
最終的に急須いっぱいに広がります。
これが
ぎゅうぎゅうで茶葉が広がりきっていない→茶葉を入れすぎ。
茶葉広がっているけどスカスカ→茶葉少なすぎ。
と聞きましたが、淹れ終わった時にそんなことわかってもどうしようもないじゃん…。
まぁ感覚で次回入れるときに調整できるのが理想でしょうが、5~6煎も飲めるので1回で半日~1日楽しんで、他の種類のお茶も飲むとなると中々出来る気がしません。
洗う時にこの茶葉を取り出してみました。
結構な厚みがあるしっかりとした葉です。
緑色ですね。
よくきく一芯二葉ではなく、1枚1枚で分かれているように見えるのですが、よく見ると茎の所で葉がちぎれたらしき跡も見えます。
味
この金萱茶は、ミルキーな香りがする中国茶として有名です。
その香りを乳香というそうで、バニラやらキンモクセイやら色々な表現がされています。
そのため、ミルキーな香りをわざわざ着けて販売している残念なお茶屋まであるというほどです。
この、日本で一般的な中国茶=烏龍茶=茶色を覆す色のお茶。
水色が緑茶寄りですよね~。
この色のお茶で、ミルクっぽい香り?とものすごい嗅いだのですが、かすかに…するかなぁっていうくらいでした。
いざ飲んでみた後の、香りの余韻がどことなくまったり感のある不思議な感覚がありました。
前置きせずに出したら何人が気づくかな?と思う位のかすかな感覚です。
私が鼻が悪いってのもあるのかもしれません。
なんにせよお店で一番安い物を買って、自己流で淹れて飲んだだけです。
他の種類も飲んでみない事には、金萱茶の真髄に触れていないような気がするので次回訪台する時は、価格が上の物を購入してみたいと思います。
他のお店でも、評判がよさそうなのを少し調べてみようかなと思います。
以上、林華泰茶行の一番安い金萱茶でした。