ねこたび札幌

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オランウータンに見られる島ブキッ・メラ・レイクタウン(マレーシア)

ペナン島からバスで高速に乗り移動すること約90分。

オランウータンを保護しているブキッメラレイクタウンに到着です。

 

 施設詳細

名前

BUKIT MERAH LAKETOWN RESORT

ブキッ メラ レイクタウン リゾート

住所

Jalan Bukit Merah, 34400 Semanggol, Perak Darul Ridzuan, Malaysia

電話

605-890 8888

営業時間

9:00~17:00

入場料

RM36(936円)

チケットは紙製のリストバンドです。

 

※こちらの施設は広大な敷地内にオランウータン保護島・エコパーク・ウォーターパークなど複数の設備・施設がありそれぞれ別に入場料がかかります。

さらにエコパークではスカイサイクル、ウォーターパークではパドルボートやカヤックなどの有料のアクティビティがあり、そちらもセットのチケットも販売されているので料金は複数あります。

オランウータン保護島だけへ行く場合は、チケット売り場でそのように伝えて下さい。

 オランウータン保護島

いかにもテーマパークの入口というゲートを抜け、通路を進むと湖と桟橋が目に入ります。

桟橋の先にある東屋で船を待ちます。

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桟橋の手前には、ぐるりと建物があります。

レストランかなにかのようですが営業していなかったため不明です。

トイレは絶対にここで済ませましょう

そこそこ綺麗です。

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桟橋にはオランウータン保護島の看板があります。

オランウータン島へのメイン桟橋と書かれているので他の場所からも行けるのでしょうか?

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船はこちら。

現地ガイド曰く20分に1本の運航とのこと。

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目指すは写真右側のオランウータン保護島です。

湖の周りにはアクティビティがあり、ホテルらしき建物も見えました。

船での移動時間は約10分。

猛暑の中、風が気持ちよく心地よい一時でした。

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保護島到着。

到着した桟橋からすでに、子どものオランウータン達が見えます。

湖に遮られて桟橋や小屋の方へは来られない作りになっています。

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桟橋をまっすぐに進むと、島に上陸。

檻と網に囲われた通路を人間が歩き、広い敷地をオランウータン達が使えるようになっています。

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大人のオランウータンはそれぞれ個体で分けられているようでした。

職員さんが檻の中に入り、網越しにりんごのような果物を与えていました。

観光客用の「もぐもぐタイム」なのでしょう。

檻の中を歩く人間には見向きもしませんが、職員さんには反応していました。

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届かない所に転がったりんごは木の枝を利用して、ちゃんと回収しました。

ふと通路の上を見ると猿がいます。

檻の中の人間を見下ろす猿です。

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エコパークにも猿がいるようですがオランウータン保護島にもいました。

オランウータンのご飯のおこぼれを貰えるのでしょうか?

頭上を歩く様子は可愛いのですが、粗相しないか少し不安でした。

さらに進むと、入口の子どもよりは齢を重ねたオランウータン達がいました。

係員が来ると何か貰えると思うようで、柵の前にきれいに整列。

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1頭だけ持ち芸があり、なんどもこの両手伸ばしポーズを披露してくれました。

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京都大学との関連があり(研修?共同研究?)、日本の名前を持つ子がいるそうです。

(確かツヨシ)

ココらへんでどん詰まりとなり、来た道を戻っていくことになります。

 

途中、トイレがあったので立ち寄った所、マレーシア旅行内で1番のNGトイレでした。

床が濡れているのはマレーシアではある意味当たり前なのですが、便座まで濡れていて、さらに泥まみれになっています。

泥の中にはくっきりと靴の跡が…。

試しにウェットティッシュで拭いてみましたが、汚れを取るのは無理でした。

そして、手を洗う水道の水が茶色く濁っており、洗うというより汚れそうという状態。

これこそウェットティッシュで手を拭いてしのぎました。

 

帰りは、到着した桟橋に連なって建っていた小屋の先から船に乗ります。

小屋付近にはガラス張りの治療部屋らしき部屋と、飲み物やアイスを売っている売店、オランウータンの映像を流している資料室があります。

この資料室はクーラーが効いていたようで、帰りの船を待つ間にビデオを見るというより涼をとるために入り込む奥様方で満室になり内部は見ることが出来ませんでした。

オランウータンの保護について

オランウータンは元々ボルネオ島スマトラ島にしか居なかったのですが、森林伐採や乱獲により激減。

過去100年でオランウータンは9割以上減少。

絶滅の危機ですね。

 

 減少の原因である、マレーシアの森林減少の一旦は代表産業でもある天然ゴムの農園のためと言われています。

 

tripneko.hateblo.jp

オランウータンの住むボルネオ島では、森林の農地化が進んで、1980年代後半までに5分の1の森林が喪失されているそうです。

 

 ここ最近のマレーシアの森林の推移を見るとゴム農園の面積は

1990年1,836,000ヘクタール

2010年1,132,000ヘクタール

と減少しています。

 

なのに国土面積に対する森林率は

1990年 67.9%

2005年 63.4%

2010年 62.0%

確実に減っていっていますね。

 

参照したのは以下のサイトです。

マレーシア|世界の森林と保全方法|フォレスト パートナーシップ・プラットフォーム

 

 自然とともに暮らす先住民とオランウータンはこの森林減少の影響をもろに受けることとなって、住処を追われたオランウータンを保護して繁殖・自然に還すことを目的としているのが保護島です。

保護島の場所もボルネオ島に気候が近い事から選ばれたと聞きました。

 

そのため、大人になるにつれて自然に暮らすのと近い環境で生活をすると説明があります。

しかし、観光客が来たら果物を与えている様子を見せる等していたので、ほぼ観光向け&繁殖の手伝いとなってしまっているのが実態かもしれません。

 

その昔、テレビ番組のウルルン滞在記でオランウータンの保護・自然環境への返還を見た気がしていたのですがあれは別の種類の動物だったのでしょうかねぇ?

 または、別の保護施設だったのかはうろ覚えです。