さむ~くなってきた今飲みたい「自家製炒りたて茎ほうじ茶」玉翠園
札幌はすっかりと寒くなり、雨に白っぽいものが混じる季節です。
そんな時期に飲みたくなるのがほうじ茶。
という事で、ストックの中からほうじ茶を掘り出しました。
お茶の詳細
こちらは札幌にあるお茶屋さん「玉翠園」さんのお茶です。
以前、自家製のお茶アイスを使用したパフェを紹介したお店です。
購入場所
買ったのはデパートの催事場です。
丸井今井の北海道うまいもの市だったかと…?
名前
自家製炒りたて茎ほうじ茶
値段
100g入で 500円だったかと思います。
催事場の特別価格とおっしゃっていたような気がします。
中身
葉は無く、茎だけがわさーっと詰まっています。
真空パックだったので空ける時にしゅーっと音を立ててパックが広がります。
青草が発酵しはじめたときのような、力強い香りがしました。
淹れてみる
飲むのが一人なので、コレくらいにしておきました。
台湾茶のように計ること無く、適当な感覚ですが4~5g位だと思います。
子どもの時に習った「ほうじ茶は茶葉多め」を守っています。
マグカップ1杯分の沸かしたてのお湯を注ぎ40秒待ちました。
熱々のほうじ茶完成。
入れた後の急須の中身はこんな感じでした。
茎だらけ!!
湯気でピントが合いません。
感想
え~、実はこのお茶消費期限を切れていました。
このお茶を買った時、茶筒を1つしか持っていなかったため、量り売りの煎茶を先に飲み、煎茶がなくなってからほうじ茶に移行しようと考えていました。
その後、お茶への自制心が決壊してしまい、台湾で台湾茶を買い込み、買いきれなかった種類を取り寄せてまで買う暴挙に出ていました。
さらにお茶の楽しいイベントに参加して、日本国内にもこんなに様々なお茶が!!とか自制心が決壊しっぱなしのお茶欲に任せ茶葉を買っていたため長いこと眠らせる結果となっていました。
最初から、茶筒を増やせば良かったと今なら思います。
丹精込めてお茶を作っている方、取り扱っている方に申し訳ない…。
ということで、消費期限=美味しく味わえる期限を切らしてしまっていたわけです。
それでもめちゃめちゃ美味しかったんです。
ほうじ茶って、スーパーやドラッグストアで売っている200g300円位のやつでも「ほうじ茶」感がちゃんとあるじゃないですか。
香ばしい香りで、あ~って安らいで
熱々のお茶をすすって、ふへぇ~って安心する
そういうアレです。
そういうのを飲みなれている身からすると、やっぱりちゃんとしたほうじ茶は別の飲み物でした。
まず見た目。
私が今まで飲んできたほうじ茶より緑色が多く残っている気がします。
全体的に茶色ではなく、やさしい黄緑色です。
まぁどれだけ焙じるかによるのかもしれませんが、これは発見でした。
次に香り。
封を開けた時の香りと、入れた時の香り、そして飲んだ後の香りで変化がありました。
いつも飲んでいる安いものだと、ほうじ茶独特の香ばしい香りがずっとしているだけです。
このほうじ茶は開けた瞬間は香ばしさよりもほのかな甘味を感じる香りがします。
土の上に落ち葉が沢山積もっている時期、雨が降った後にするあの香りです。
淹れた後も、香ばしさよりお茶っぽい香りが勝っている気がしましたが、飲んでみるとほうじ茶ならではの香りがふわぁっと漂うんです。
最後に味
香りの段で、飲んだ後の感想を書いているんで被っちゃうので割愛。
やっぱり熱々でフーフー言いながら飲むほうじ茶は最高です。
熱いお湯で入れても苦味が出ないほうじ茶ならではの楽しみ方。
寒い季節はほうじ茶ですね。
自家製ティーバッグ作り
自宅で急須でいれるお茶もいいですが日中ほとんどを過ごす会社で楽しむためにティーバッグを作ります。
どれくらいがベストか不明のため今回は2.5gでお試し3個を作成します。
お茶パックの重さをきちんと引いて、茶葉2.5gを入れました。
シーラーで圧着してテトラ型ティーバッグ完成。
マグカップに入れるとこんな感じ。
膨らまして入れたので大きく見えますね。
お湯を注ぐと浮いてきました。
1煎目
45秒経過→薄いかな?
60秒経過→まだ薄い
熱々だから分からないだけ?
う~ん…とか思いつつ飲んでいたらいつの間にか、味がしっかりと出ていました。
結局、何秒がベストか分かりませんでした。
結果
マグカップで飲む場合に茶葉2.5gだと抽出に時間がかかる。
次回3gでチャレンジします。
少し冷めたくらいの方が、ほうじ茶らしい香ばしい香りと味が分かりやすい気がします。
この飲み方は茶葉が浸りっぱなしなので最後の方は濃くなりすぎます。
そういう時は、お湯を足して2煎目です。
2煎目
ぬるめのお湯で抽出。
濃くなりすぎたのを割った感じになったのですぐに味が出ています。
3煎目
再度熱々のお湯で淹れました。
うーん、今度は2分以上経過してもパンチが弱い?
がぶ飲みするにはこれくらいの味でも良いかもしれないけど、ここまでポテンシャルを保って楽しむには茶葉の量がもう少し必要だったかもしれません。
それか茶葉がお湯につかりっぱなしのティーバッグ飲みの限界かな?
札幌では、ほうじ茶=番茶
札幌では番茶=ほうじ茶です。
何を言っているんだ?と思う方もいるかもしれませんが番茶=ほうじ茶なのです。
ここからは聞いた話と、調べて出てきた結果の推測なので、詳しい方いましたら教えてください。
まず、番茶自体の名前の由来が諸説あるようですが
番茶=ちょっと等級の低いお茶
とします。
(一番茶や二番茶を摘んだ後に摘む、遅くに摘む、晩茶→番茶という説が一番有名みたいです)
さて、北海道には茶畑がない。(育ちません。北限は秋田県とのこと)
お茶を飲むには本州から船で運ぶしかありません。
しかしながら、当時の船で茶葉を運んだ所、保管状況が悪くお茶が変色してしまいました。
また、北海道に運ばれるお茶の多くが安い番茶だったこともあり、北海道では茶色いお茶=番茶という認識が広がりました。
そして茶色いほうじ茶=番茶で定着したとのことです。
40代の知人は「北海道の人間でほうじ茶と表現する人はいない」とまで言い切りました。
若い子は違うかもしれませんが、あながち間違いではないかと思います。
また、現在では北海道でも茶葉を作ろうとルピシアさんが挑戦しているようです。