ねこたび札幌

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注意と対策:ツアー参加で現地ガイドにぼったくられないために

マレーシアで現地ガイドのカモとなった私です。

今回は、そうなった要因と対策を記事にします。

私のようにカモられる旅行者が一人でも減ることに役立てればうれしいです。

 現地到着後のながれ

私が参加したツアーは新千歳空港からクアラルンプール国際空港までの直行便でした。

行程表は以前記事にしているので気になる方はご参考下さい。

 

tripneko.hateblo.jp

 入国審査・預け荷物回収・税関を通り抜けると、現地ガイドがツアー名または旅行会社名を書いた紙や旗を持って出迎えてくれます。

参加したツアーまたは会社名を探して近づくと名簿で名前・人数を確認し右側通路の柱のところで待機するように指示されました。

ツアー参加者全員が集まると現地ガイドの案内でバス乗り場まで移動し、乗車。

このバスの中で、現地ガイドによる挨拶、両替が始まりました。

1万円を両替すると、私たちは千円損をして、現地ガイドは千円得をするという糞レートです。

なぜぼったくりと分かっていて両替したのか

 両替が始まってすぐ計算機で計算し、1RM=26円の市場価格に対して1RM=29円と異常に高い事は理解していました。

それでも両替をせざるを得ない状況でした。

マレーシアで両替をする方法は

・両替屋(一番ポピュラー)

・銀行

・ATM

・ホテルのフロント

・現地ガイド

というところでしょうか。

 

私が参加したツアーはクアラルンプール泊をうたっていながら実際にはプトラジャヤという行政都市で、クアラルンプールまでは高速で約1時間かかる場所でした。

日本でホテルや周辺情報について調べていきましたがプトラジャヤの両替屋の情報はなく、両替屋の線は消えました。

 

 ホテルから一番近そうな銀行の営業時間が16:30迄。飛行機の着時間が17時なので銀行で両替の線も消えました。

 

マレーシアのATMは24時間使えるという情報がありましたが、都市部での情報でありホテル近隣の銀行のATMは開いているのか?

情報不足のためATM利用は選択肢から外していました。

 

実際にホテルに到着し周囲の様子を見て両替屋や銀行、ATMの探索のために歩くことは諦めました。

行政都市だけあり、立派なビル街ですが終業後で真っ暗。

タクシーや人の姿もありません。

初めて行った国で、人が1人も歩いていない夜のビル街を、ふらふらと歩くのはハードルが高すぎました。

 

さらにホテルの口コミを見る限り日本人による口コミが少なく、フロントで円を用意して両替に対応している可能性は低いだろうと判断。

 

残ったのが現地ガイドという選択肢です。

今までの海外旅行の現地ガイドさんは割りと適正な額だったため損をしても数十円程度という経験から、それで十分と思っていたのが敗因でした。

またマレーシア縦断ツアーだったので、その後移動して別ホテルに向かうのですが、ことごとく繁華街からは離れた立地で、付近に両替屋があることは期待できません。

更に、ツアー自体が早めに終わり追加料金が必要なオプショナルツアーが用意されている日があったのですが、具体的に何時に終わるのかという目安が全くありませんでした。

現地ガイドに訪ねても、「移動中に渋滞がある可能性が高いので分からない」という返答でした。

前もってどころか当日になっても、両替屋がある繁華街へ何時に向かえるのか予定が立たない。

また、繁華街へ向かうためにはバスやタクシーなどの利用が必須のため現地の通貨が必要。

ということで、いつ適正価格の両替が行えるか全く目途がたたない状況下では、ぼったくり両替を受け入れるしかありませんでした。

現地ガイドへの 疑惑

行程表が来てすぐに宿泊予定のホテルの立地を調べ、周りを調べて途方にくれました。

他の地域のホテルも、不便な立地でした。(高原地方の避暑地は仕方ないです)

翌日の観光地に近いのかと言えばそういうこともありません。

翌日の観光予定地を通過→繁華街を通過→不便な立地のホテルへ到着

という具合に非効率的な移動でした。

ホテル予約サイトを調べても、クアラルンプールのホテルが埋まっていることもなく、同じ価格帯の空室はたくさんありました。

なぜ、わざわざ翌日の観光地までの距離が延びる場所へホテルを取ったのか?

 

また、オプショナルツアーに参加するよう何度も営業をかけていたのは、仕事だから分かります。

でも、オプショナルツアーに参加表明しない人たちに対して、「勝手に出かけるなよ」とでも言いたいのか、マレーシアのタクシーはいかに危険かという話を繰り返していました。

行先に自分にキックバックが入るお店をゴリ押しする位が様式美で、タクシーを呼んであげたり、ホテルに呼ぶように頼むくらいまでは現地ガイドのサービスの一環だと思うのですが・・・。

 

それもこれも、すべて自分以外から両替をしてほしくないための囲い込みなのでは?と疑いたくなります。

約25人のツアー参加者が1人1万円ずつの両替でマレーシアの平均月収の40%に当たる稼ぎになる。

もう1万円ずつ両替をしたら80%の稼ぎです。

ホテルや飲食店、お土産屋さんからのキックバックもあるでしょうから、たったの6日で平均月収を達成するかもしれないと考えれば必死になる可能性もあるのかなぁ?と想像が膨らみます。

現地ガイドのぼったくり対策

この現地ガイドですが、私が参加した旅行会社以外の名前もたくさんあげてあちこちからガイドを依頼されるという話をしていました。

老舗でブランド力のある旅行会社と安さが売りの旅行会社をいっしょくたにして…。

もし本当だとしたら日本語が話せるマレーシアツアーガイドの数は限られている

→ツアーでマレーシア旅行に行く人はそこそこの確率で私と同じ現地ガイドに当たる

→ぼったくり両替の罠にかかる

ダメ、絶対!!

マレーシア旅行する方で、以下の点に当てはまった場合は、対策を取りましょう。

・ほとんどツアー行動

・ホテルの立地が繁華街から離れている(近所に両替屋がなさそう)

・ツアーが短い日の終了時間がはっきりしない

 

有効な対策は「空港で両替!」

単純ですいません。

 

仕組まれたのかな?と思う要因がもう1つあります。

税関を出て集合場所に指定された場所の真逆に両替屋があったのです。

(第2ターミナル=KLIA2の場合です。エアアジア利用だとこちらに到着します。)

右に曲がって柱の所で待っててではなく、左に曲がって柱の所で待っててだったら両替屋の目の前が集合場所になっていました。

全員が集合するまでそれなりに時間がかかりましたから、両替をしようという気になる人が出たと思います。

私は待ち時間が結構長かったため探検して見つけ、レートも当日のレートとさほど変わらない事まで確認しました。

それでもいつ全員集まり、移動開始するか分からないし、ガイドにぼったくられるなんて夢にも思っていなかったので、両替しませんでした。

後でめちゃくちゃ後悔しました。

 

両替して、その場でお金を数えて確認して、集合場所まで戻るのに2分あれば十分です。

全員集合して移動を開始したら、ショッピングモール部分を通過しバス乗り場まで一直線。

そこに両替屋があっても立ち止まってもらうことが難しいでしょうから、この集合待ちの時間に意地でも両替をするべきです。

マレーシア空港第2ターミナルの地図を確認してください。

右下にある紫色の四角「OLD TOWN WHITE COFFEE」の左隣にある$マークが両替屋です。

簡単で単純ですが、ぼったくりから身を守る有効な手段です。

 ご家族や親戚、知人の方がツアーでマレーシアに行くと言っていたら是非教えてあげて下さい。