2017年林華泰茶行 紅玉紅茶 2,000元(台湾)
台湾の紅茶「紅玉紅茶」。
私的には大奮発な価格の茶葉を購入しました。
以前に日本人に優しい台北のお茶屋「新純香」さんで購入したティーバッグから2種類目の紅玉紅茶です。
お茶基本情報
価格 1斤(600g)2,000元 = 大体8,000円くらい
150gから購入できるので、500元=2,000円
林華泰茶行さんで調べると、よく出てくる価格表には載っておりません!!
奥の高級茶部屋で、悩みに悩んで購入しました。
産地 不明…。
店員さんが忙しそうだったのと、私の言語力の限界により聞けませんでした。
紅玉紅茶で有名な産地は日月潭ですね。
包装 お馴染み、オレンジの袋です。
茶葉が球状じゃないタイプは真空パック不可。
茶葉 こんな感じです。
茶色で細長い。
計量 いつもと同じ重さになりました。
お店に置いてある、昔ながらの秤が158g設定なのかもしれませんね。
急須での淹れ方(適当)
茶葉の段階では、香り高いとかそういう感じはありません。
新純香さんのティーバッグの包装では大体3gの茶葉に対して150CC、温度は85℃と書いてありました。
今回はどうしようかと迷いましたが、まずは熱々で行くことにしました。
紅茶なので白い急須の方で淹れます。
お湯を注いで急須を温める。
この急須は140CC入るので、茶葉の量は大体3g。
茶葉が長細いので、扱いが難しいです。
普通の紅茶だと大きい茶葉は3分とか抽出しますが、台湾茶は長くても1分くらい。
少し迷って1分抽出する事にしました。
注ぐときの香りは精製していない砂糖といったイメージ。
甘いけど何かしら一癖ある香り。
別の素材の匂いが混ざっているといった感じ。
その後にかすかなメンソールっぽさ。
水色は赤茶。
色を見る限り抽出時間1分で大丈夫っぽい?
急須で入れた感想
1杯目
熱々で飲むと、味が薄く感じました。
飲み込んだ後にわずかに喉に引っかかる程度の渋み。
そしてふんわりと香りが鼻腔を通り抜けます。
少し温度が下がると一転。
香りは熱々の時とは違い交じりっ気なしのメンソール香。
味も舌全体を刺激する渋みが感じられます。
甘みどこにいった?って感じですね。
淹れた後の茶葉はそこまで広がっていません。
2杯目。
メンソール香と、ほんのり甘い香りが混じり合った香りに戻りました。
この香り、「和室」「着物」が頭の中に浮かぶのですが…何の香りだろう?
樟脳でも無いし、なんかお香?なんだろうなぁ。
今度は熱々でもしっかりと味を感じられます。
きちんと渋みが感じられます。
この味はまさしく紅茶。
ストレートではすっきりとした味を楽しめますが、甘みを付けても美味しそう。
水出しアイスティーにしたら香りはどうなるかな?
ミルクティーもありかも。
3杯目
思い立ったらすぐ試そう。
ミルクティーにしてみました。
色薄め…牛乳多すぎたかも
ホットミルクの香りって強いんですねぇ。
お茶自体の香りが負けてしまいました。
味も一気にやさしぃ~い口当たり。
やっぱり牛乳淹れすぎたと思う。
イメージが全然変わるけどミルクティーも美味しい。
4杯目はストレートティーに戻しました。
ミルクティーを挟んだことでお茶の一風変わった香り、きりっとした味を改めて感じられます。
休日なら1日かけて飲むのですが、平日の夜に淹れたのでお腹もちゃぽちゃぽ。
5杯目~7杯目はタンブラーへ淹れて冷蔵庫で冷やします。
翌日に飲みました。
冷茶にすると印象ががらりと変わりました。
2杯目から感じていた渋みが感じられず、ほんのりと甘い味わい。
ミントっぽい香りはしっかりと残っていて、冷茶もいけるお茶だと分かりました。
ただ、時間がたって室温になるにしたがって風味が落ちました。
少量ずつ冷たいまま飲むか、濃い目に出して氷を入れるなどの工夫は必要そう。
最終的に8杯入れました。
茶葉が急須の中で膨らんでいます。
広げるとこんな感じ。
実際より緑色っぽく映っています。
普通は紅茶って茶葉小さいですもんねぇ。ここら辺が台湾紅茶。
ティーバッグ淹れ方・感想
手づくりテトラバッグを作成。
1つあたり3g±0.2gです。
茶葉が長いので、茶さじよりトングのような道具でつまんだほうが、袋に入れやすいです。
会社用。
遮光袋が無いので、なるべく日が当たらないように引き出しに閉まっています。
遮光袋と脱酸素剤買わないとなぁ~。
マグカップに入れるとこんな感じ。
ティーバッグ自体が大きめなのが分かってもらえといいんですが…。
マグカップ自体をお湯で温めてから、ティーバッグを入れて、お湯を注ぎます。
注いで直ぐはうす~い琥珀色。
小皿を乗せて約1分蒸らして開けると深みのある茶色になっています。
開けた瞬間に、あま~い香りが漂います。
普段はティーバッグ入れっぱなしですが、今回は1杯ごとに取り出すことにしました。
ティーバッグを取り出しても水色はしっかり出ています。
カラメル色ですね。
茶葉はこんな感じで、ティーバッグの中身はまだスカスカ。
味は、しっかりとした渋みが出ていて美味しいです。
飲んだ後に通り抜ける香りは、スモーキー。
まるでウィスキーみたいな余韻です。
カップから直接香りをかぐと、優しい甘い香り。
そして温度が下がるにしたがってメンソールのようなすーっとする感覚が強くなってきます。
2杯目も同じです。
5杯目で終了。
お湯の量が急須より多いので、杯数は少ないですが飲んでいる量は変わらないかマグカップの方が多そう。
写真撮り忘れましたが、茶葉はが膨らんでティーバッグはずっしり、みっちりとした状態になっています。
まとめ
メンソールのような香りがするという事で有名なお茶です。
ところが、熱々のお湯でいれると素朴な甘い香りと、スモーキーな癖のある香りが入り混じった複雑な香りになりました。
温度が下がるとメンソールのような香りが分かるようになります。
新純香さんのティーバッグは85℃くらいで淹れるように書いてあったのは、有名なメンソールの香りを堪能するための淹れ方って事なんでしょうか?
味も温度や淹れ方によって変動があるので、試行錯誤して試すのが面白そうです。
苦みが好きな方や、まろやかなのが好きな方など温度や抽出時間で調整が効きそうなので幅広く飲めるお茶。
冷茶やミルクティーもいけるので相当遊べるお茶ですね。
私の好みとしては、ぬるめに入れて甘みとメンソール香を楽しむか、冷茶ですね。
水出しの場合どうなるのかも夏に試してみます。
お茶請けには何があうのかな~?
ストレートの時はチーズとか、ショートブレッドなんかが合いそうな気がしますね。
奮発した甲斐があるお茶でした。