ねこたび札幌

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マレーシアで指さし会話帳は役に立つのか?

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今回は海外旅行のお供、指さし会話帳についてです。

指さし会話帳ってなぁに?

 

という方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは指差し会話帳について説明させて頂きます。

指差し会話帳と言うのは、

・イラスト

・母国語

・外国語+カタカナのフリガナ

で構成された本です。

様々な物の名前、単語、あいさつや地名、簡単な文章が描かれていてそれを指差すことによって、話せないけど意思の疎通が出来るという本です。

マレーシアの指差し会話帳であれば

・「おはようございます、おはよう」

・挨拶している人の絵

・Selamat pagi スラマッパギ

というようになっています。

マレー語にカタカナがふられていますので、口に出して伝えることも出来ます。

イントネーションは気にせず、指差しながらアピールすると本を覗き込んでもらえます。

様々な国のもの、持ち歩きやすいコンパクトタイプに携帯用アプリ等バリエーションがあります。

 マレーシア指さし会話帳の中身は

マレー語・マンダリン(華語)・タミール語の3言語。

多民族国家ならではの内容です。

 

ちなみにマンダリン=華語=台湾語

と思っていたら東南アジアで使われる中国語のことを指すそうです。

しかもそれぞれの国や地域によって少しずつ違うとか・・・。

英語も違うのだから中国語も違って当たり前といえば当たり前なのですが、今回初めて知りました。

旅の指さし会話帳〈15〉マレーシア (ここ以外のどこかへ)

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本の中での言葉による区分けは、マレー料理であればマレー語で、中華料理であればマンダリンで、インド料理であればタミール語で書かれています。

実際にマレーシアに持っていってどうだったか?

ほとんど意味がありませんでした。

今回ほとんどツアー行動だったことを差し引いてもです。

マレーシアは多民族国家ですので、2言語、3言語使う人がほとんどと聞きましたが、一番使われているのは英語だと思います。

特に、都市部や観光地といった一般の観光客が接する人たちでは英語が共通語だと思います。

 

私が泊まったホテルの従業員さんに、覚えたてのマレー語で挨拶をしてみました。

私「スラマッパギ」

従「あ、僕インドネシアから働きに来てるんです」(英語)

私「オー・・・・・・・・・・・」(こっぱずかしい&会話終了)

 

マレーシアにいてもマレーシアで生まれ育ったわけではない可能性もあるのです。

そういった人達が通常使う言葉は「英語」。

 

もちろん英語を話せない人や、上手い下手はあるようです。

けれど瞬時に「あ、この人マレー語しか話せないな」とか「この人はタミール語だ」と分かるわけもないので、とりあえず英語で会話を試みるべきだと思います。

指差し会話帳を活用できるのは?

現地の人とがっつり触れ合いたい人、コミュニティーに入り込んこむ旅をしたい人です。

「ここに行きたい」「あれが食べたい」「これを下さい」といった内容であれば英語や指差し会話帳ではなく、身振り手振りで十分。

 

地図も日本語だけの物だと理解されにくいですが、英語の物を見せたら理解してもらえます。ホテルのフロントなどに英語の観光用フリーペーパーが置いてあるので、そのフリーペーパーの地図を利用したら良いです。

 

観光客があまり来ない様な地域に行く場合、英語が通じない確立がぐんと上がるのでそういう場合に持っていくべきです。

現地の人が行くようなお店へ行って地元のお客さんや店員さんと会話をしてみたい方は、指差し会話帳が活用できます。

携帯アプリでも出ているので、身軽な旅をしたい人はそちらを利用するといいかもしれませんが画面が小さいので見せにくいのが難点。

指差し会話帳の良い使い方

マレーシアでは出番があまりない指差し会話帳です。

じゃ使えない本なのかと言うとそうではありません。

マレーシア全体の地図、クアラルンプールの中心部の地図があるのでざっくり位置関係を把握できます。

なおかつ、マレー語表記&日本語表記で書かれてあるので大変助かります。

ガイドブックに地図がついていても大抵カタカナ表記か英語表記どちらか片方です。

どちらか片方しか見ていないと、似たような地名で混同してしまったり、情報が出て来にくかったりと弊害があります。

両方知っていると下調べが捗ります。

 

そして現地のあいさつや御礼の言葉程度の言葉を覚える本としても役立ちます。

イラスト付きなので分かりやすく覚えやすいのが利点です。

 

さらに観光地や名産品、食べ物がイラスト(一部写真)付きで書かれているので「マレーシアって◯◯が名物なんだ」「◯◯ってどんな味だろう食べてみよう」など旅行が楽しみになる本です。

単語や文章によっては解説もついています。

コラムでマレーシアについて書かれているので、行く前に知識を深められます。

指差し会話帳=言語の教科書+プチガイドブック

という守備範囲がとても広い本なのです。

持っていく一冊でもいいですが、行く前に目を通しておく一冊としてお勧めです。